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Raspberry Piで遊ぶ 基本設定編（NOOBS 1.8.0） 2016年3月
名刺入れサイズのＰＣ Raspberry Pi b+
●準備
microSDカード 32G
ここでは有線LANは使わず、最初から無線LANにした。
USB接続のものが複数ある場合は、外部電源のUSBハブを介してつなぐ。（マウス、キーボード、無線LAN等）
そうでないと、うまく作動しない場合がある。
のちに、VNCサーバーを導入して、無線LANだけになるとこれだけを直接接続しても安全。
●インストール（ここではraspberry piに適した標準的なＯＳをインストールする）
Windowsでhttp://www.raspberrypi.org/downloads/よりダウンロード（NOOBS 1.8.0 2016/02）
「NOOBS」の「Download ZIP」をクリック。
ダウンロードファイルを解凍し、フォルダの中身をすべて、microSDカードにコピーする。
このmicroSDをraspberry piに挿して、起動。
ＯＳの選択は、「Raspbian」をチェック（Debianベース）。
ＯＳ選択画面の下に、言語を選択するドロップダウンリストがある。ここで日本語を選ぶと日本語フォントが入っていないため、後に文字化け等で扱いづらくなるのでここではEnglishのままにしておく。
「install」ボタン。
●起動したときのユーザーは「pi」
ユーザー 「pi」
パスワード 「raspberry」
●rootのパスワードの設定とrootでのログイン
$ sudo passwd root
rootでのログインは、シャットダウン→ログアウトより。
以下、rootでログインして操作していることが多い。
●初期設定（ただし、この段階ではまだなにもしない。のちに日本語環境を整えてから設定）
# raspi-config
主に設定するのは、Internationarization Optionsの中の次の３項目
「Tab」キーで移動、「Enter」で決定。選択は、スペース・キー。
Change Locale 言語
Change Timezone タイムゾーン
Change Keyboard Layout 「キーボード ここでCtl+Alt+BackSpaceを使用するか設定できる。
GUIで設定する場合
Menu→Preferences→Raspberry Pi Cnfigulation→localisationタブ
●無線LAN（Buffalo WLI-UC-GNM）
無線LANを装着してから、電源を入れる。
①LANアダプタがアクセスポイントの存在を認識している事を確認します。
②次に、接続するESSIDとWEPのKEYを設定します。
①認識の確認
# lsusb
# ifconfig 「wlan0」が表示されている。
親機を探す（スキャン）
# iwlist wlan0 scan
②設定
親機は、古い機種のうえ、リピータ機能（アクセスポイント間通信）を使ったためか、暗号化方式は「WEP」となっていました。
一般的にはWPA接続の場合が多いのですが、ここではWEPなので、/etc/network/interfacesのwpa行を＃でコメントアウトし、下記を追加します。
wireless-essid SSID名
wireless-key s:パスフレーズ（文字列のキーコード） 16進数の場合は、s:は不要。
wireless-mode managed
編集は、$ sudo nano /etc/network/interfacesでもよいが、rootでログインしておくとテキストエディタが使える（上書き保存ができる）ので便利。
＜/etc/network/interfaces＞
| |
source-directory /etc/network/interfaces.d
auto lo
iface lo inet loopback
#iface eth0 inet manual
iface eth0 inet static ケンカするので、別ゾーンに切り替えておく。
metric 1
address 192.168.0.1
netmask 255.255.255.0
network 192.168.0.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.0.1
dns-nameservers 192.168.0.1
allow-hotplug wlan0
#iface wlan0 inet manual
# wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf wpa_supplicant.confは使用しない
iface wlan0 inet static
metric 0
address 192.168.7.199
netmask 255.255.255.0
network 192.168.7.0
broadcast 192.168.7.255
gateway 192.168.7.1
dns-nameservers 192.168.7.1
wireless-essid **************
wireless-key ******************
wireless-mode managed
#allow-hotplug wlan1
#iface wlan1 inet manual
# wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf |
●日本語環境を整える
日本語フォント「IPAフォント」
日本語入力ソフト「ibus-anthy」
まず、ソフトウェアパッケージのデータベースを更新しておく。
# apt-get update
# apt-get upgrade ついでにアップグレード
インストール
# apt-get install ibus-anthy fonts-ipafont
再ログインしてみると、画面右上に「iBus」のアイコンができているはず。
ここで、初期設定をやり直す。
Menu→Preferences→Raspberry Pi Cnfigulation→localisationタブ
日本語設定にする（言語、タイムゾーン、キーボード）。→ＯＫで再起動。
日本語入力は、「iBus」アイコンで「日本語-Anthy」を選択する。
●VNCサーバー
VNCサーバー導入に成功すると、マウス、キーボード、ディスプレイケーブルをはずすことができて、raspberry pi本体周りがすっきりする。
インストール済みパッケージの一覧を表示
# dpkg -l
# dpkg -l | grep vncserver
パッケージが用意されているかどうかを検索
# apt-cache search vncserver
インストール
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get install tightvncserver
起動
piユーザーで起動した場合は、piユーザーとしてしかアクセスできない。
rootでアクセスするためには、rootでVNCサーバーを起動する必要がある。
# vncserver :1 -geometry 1024x768 -depth 24
初回の起動ではパスワードを聞かれるので二度入力する。
このパスワードは6文字以上8文字以下らしく、8文字以上入力しても切り捨てられる。
View onlyパスワードは？ Ｎｏでかまわない。
view-only passwordというのは表示のみで操作できないモード用のパスワード。
~/.vnc/に設定ファイルができる。
192.168.7.199:5901でアクセス。
このままでは起動するたびにVNCサーバを立ちあげないといけないので、自動起動するようにスクリプトを書く。
ひな形のダウンロード
# wget http://www.penguintutor.com/otherfiles/tightvncserver-init.txt
ダウンロードした/root/tightvncserver-init.txtを編集
rootで起動したいので、export USER='pi'をexport USER='root'に書き換える。
また、'/usr/bin/tightvncserver :1'を'/usr/bin/tightvncserver :1 -geometry 1800x1000 -depth 24'にした。
| |
#!/bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides: tightvncserver
# Required-Start: $local_fs
# Required-Stop: $local_fs
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: Start/stop tightvncserver
### END INIT INFO
# More details see:
# http://www.penguintutor.com/linux/tightvnc
### Customize this entry
# Set the USER variable to the name of the user to start tightvncserver under
export USER='root'
### End customization required
eval cd ~$USER
case "$1" in
start)
su $USER -c '/usr/bin/tightvncserver :1 -geometry 1800x1000 -depth 24'
echo "Starting TightVNC server for $USER "
;;
stop)
pkill Xtightvnc
echo "Tightvncserver stopped"
;;
*)
echo "Usage: /etc/init.d/tightvncserver {start|stop}"
exit 1
;;
esac
exit 0 |
これを/etc/init.d/にtightvncserver名で移動。
# mv /root/tightvncserver-init.txt /etc/init.d/tightvncserver
実行権限を与えて自動起動するようにする。
# chmod 755 /etc/init.d/tightvncserver
# chown root:root /etc/init.d/tightvncserver
# chkconfig tightvncserver on
chkconfigが無かった場合、インストールする。
# apt-get install chkconfig
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